2014年7月29日星期二

商店街で仲良く

29日夕。少女が親元を離れ、4月から1人暮らしをしていたマンションに近い商店街では、制服姿の女子高校生が屈託なく笑いながら歩いていた。

 3日前の26日夕、自宅を出た松尾さんは少女と落ち合い、この商店街で買い物を楽しんだという。はた目には「どこにでもいる仲の良い友達同士」に見えたに違いない。直後に待ち受ける惨劇を想像すらしなかったであろう松尾さんも、明るく笑っていたはずだ。

 事件現場となったマンションは、法人契約の単身者向けのワンルーム。繁華街に近く、タイル張りの外見が、高校生に不釣り合いな大人びた雰囲気を漂わせる。

 「あそこで高校生が1人暮らしをしていたなんて。食事とかどうしていたんだろうね」。近くの商店主は首をかしげた。
タオバオ

2014年7月25日星期五

全員に退去命令 学生「やり過ぎだ」

飲酒トラブルをめぐり、名門寮が揺れている。寮内での過度な飲酒が目に余るとして、東北大学が今月、学生自治寮「明善(めいぜん)寮」=仙台市青葉区=の 寮生全員に9月末までの退去を通知。これに対し、寮生らが「やり過ぎだ」と対立を深めているためだ。25日には大学側と寮生が話し合いの場を持ったが、溝 は埋まらなかった。退去期限まで約2カ月。杜(もり)の都の「日本4大自治寮」にも数えられる寮の行く末は見えてこない。(木下慧人、伊藤弘一郎)

 「『バンカラ』が伝統とはいえ、もしもの事故があったら取り返しがつかない。今に始まったことではないが、看過できない状態にきている」

 寮の現状について、東北大総長特別補佐(学生支援担当)の東谷(ひがしたに)篤志教授(51)はこう嘆く。

 東谷教授によると、寮での飲酒が問題となったのは少なくとも約10年前から。

 寮生の大半は未成年だが、主に週末、2年生が1年生に飲酒をさせ、5階の共用スペースの窓から嘔吐(おうと)したり、深夜に花火を行ったりする寮生が続出。外壁は嘔吐物で汚れたまま放置され、急性アルコール中毒で病院に搬送された寮生もいたという。

 「経済的事情で入寮したにもかかわらず、こうした雰囲気になじめず退寮するなどした“被害者”は数え切れない」(東谷教授)。寮の周囲は緑が豊かな落ち着いた住宅街で、市内でも人気の地域だが、近隣住民からの苦情も相次いでいた。

 事態を重く見た大学側は昨年12月、寮生に対し、酒の強要と迷惑行為をやめるよう警告。だが、苦情は減らず、4月下旬に寮での飲酒を全面禁止して以降も寮内でビール缶が大量に見つかったため、105人の寮生全員に15日、9月末までの退去を通知した。

 一方、大学側からの通知に、寮生は困惑する。「9月末までに退去というのは急すぎる」と工学部の2年生(20)は話す。「寮の方針だった禁酒を守っていた学生も多い。ひっくるめて処分するのは乱暴だ」と訴えた。

 入寮したばかりの同学部の1年生(18)は「寮のことは寮生で決めさせてほしかった。退寮処分は寝耳に水」と憤る。「資金的な負担よりも寮では仲間意識が強い。学生がバラバラになるのが寂しい」と複雑な表情を浮かべた。

 寮の代表者の学生ら3人は25日、飲酒をしていない寮生の退去方針撤回や、退去者の民間アパートなどへの転居費負担などを大学側へ要望。話し合いの場が持たれたが、大学側は「受け入れられない」と拒否したという。

 大学は今後、別の寮を仲介するなどして期限内の転居を促す。東谷教授は「あしき慣習を断ち切るにはいったん、全員を退去させることが不可欠。決定が覆る ことはない」としており、退去後、汚れた外壁やカーペットなどを一新させたうえで、来年度から3年生以上も入寮させることを検討している。タオバオ仕入れ